ペルモビール・トラックス

かなりワイルドな広告。
高所恐怖症としてはやりすぎに少々あきれてしまうが、これはペルモビールのトラックスというオフロード仕様車で、のちにマイナーチェンジしてX850となった。


トラックス(TRAX)。
前輪アーム部分が伸縮してホイールベースが伸びる。長距離は前輪を伸ばして走行、ダートでは縮めて走破なのか今考えてみると機能がいまひとつよくわからないのだけど、とにかく格好良かったのである。

僕はこの写真をプリントアウトして机の前の壁に貼り、いいなあ、いつか乗りたいなあと憧れていたものだった。もう20年以上前の話だ。

いまだに漠然とトラックスへの憧れは消えていないのだが、こんな動画を見つけた。

permobil AB。どうやらトラックスの後継コンセプトらしい。泥にはまったトラックスを牽引して救出している。本当にやれているかはわからないがすごい。見たところ四駆で4WSのようだ(訂正。ステアリングは後輪が切っている)。次の動画を見るとわかるがステアリングとサスペンションが・・・もう空を飛ぶ以外は何でもできる。

こんな回転半径なら場合によっては日常にも使えてしまう。こちらの動画ではプロトとなっているけどどうなんだろう。コンセプトなら市販の望みは薄いがプロトだというと期待してしまう。ペルモビールさんにはもっと売れて利益を出してもらって、こういう夢のあるものを出していただきたい。これに電動のマジックハンドでもつけたらもうパワードスーツの世界だ。

オフロード系の電動車いすは結構各社から市販されていて、キャタピラのものとかバギータイプとか出ている。そのうちネタが尽きたら記事にするかもしれない。ABはそれらと比べて性能はそのままで非常にコンパクトだと感じる。トラックスのように前後に縮む機能があると、車載したりエレベーターに乗せたりが可能になるだろうね。

いちばんの問題は、ABやトラックスの性能を活かすようなオフロード環境がないということ。まあでも、夢だねえ。

追記:
ABの動画を注意深く見ていると、シート類は確かにペルモビールだが、個人のワンメイクものかもしれないですね。ペルモビール公式でもないし、そもそもpermobil ABというのはペルモビール・アーベーのことで企業名だ。公式だったらホイールをX850ならともかく、型落ちのトラックスを流用するのも不自然な気がする(こっちの方がかっこいいけど)。
真相は不明だが、とてもよくできているのは確かです。

関連記事

コメント

この記事へのトラックバックはありません。

TOP