調整の愉しみ

ひじ掛けの下の棒がシャフト。取りつけの関係で後ろに長く飛び出してしまった。
 
サブスティック(ジョイスティック)は、ひじ掛けの裏へシャフトを介して取りつけられている。

位置をなるべく後ろにしてくれという僕のリクエストだが、この後ろのはみだした部分をカットしてしまいたいなと思っていた。C350の同部分はステンレスパイプなので、パイプカッターがあれば切れるだろうと思った。

肉厚3mmまで切れるパイプカッターを買ったが、いつまでやっても切れない。おかしいなと思いながらも、4mm切れるカッター(建築の足場用)を買い直し、それも通常の刃とステンレス用の刃を試したが切れない。途中でステンレスではなくアルミだとわかったのだが、なんとパイプではなくアルミのシャフトであった。切れるわけない。

何度もやめたくなったのだが、「自分を見捨てる」ことにつながりかねないので、こう信じた。加工はできているんだし、つまりはシャフトの半径まで刃が入れられれば物理的に切断できるはずだと。こいつは叩いても圧力をかけてもびくともしないけど、そんなことは今までだっていくらでもあったのだ。できる。


アルミニウムというのはイメージと違ってかなり硬い。最終的にはアメリカ映画に出てきそうな重いボルトカッターと、金属用の鋸をコーナンに買いに行ってやっと切断に成功。そのあとも切断部分のバリ取りなど苦労しつつ、調整でもっと後ろに取りつけることができた。


三日もかかったが嬉しい。

ところで、F3に長距離乗っているとどうしても尻と背骨が痛くなってくる。
僕は背骨が少し出ている関係で、鮨屋とか料理屋の四角いカウンターイスが苦手だ。痛くて味がわからなくなる。何度も座り直す。それと同じような感じである。

車のシートカバーを何度か探してはいてもピンとくるものはなく、C350のシートは絶妙だったよなと思いつつ、このカバーをつけてみた。カバーなのでどことなく浮き感はあるけれど、尻と背中の痛みはなくなったのでひとまずはいいかな。

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