Vは車重が2.5tあって、ともかく重い印象が強い。
ステアリングホイール交換とそのノブのウェイト増量を行ったら、思いのほかリニア感が増し、劇的に車が軽いイメージとなったのである。前なんか駐車場の切り返しでひいひいと言っていた。
ステアリングがタイヤの幅に負けていて、ノブはプラスティックの空洞だから、力を入れていくとほんのわずかに軋む。まず力点で力が抜けているのである。ステアリングが太くなったのと、ノブの剛性が増したことでそれがなくなり、まっすぐ力が伝わるようになった。

妻と小旅行に出かけた。こんな感じで車内でF3に乗り換え、行った先ではF3を降ろして自由に行動をする。
ところが、滞在先のホテルが全館バリアフリーを謳っておきながら、部屋の入り口に段差があるのである。妻がかなり怒っていて抗議をし、そのあと部屋を3回変えたがどの部屋にもかならず段差(というより階段)が存在している。
困ったことにレビューを見ると、そのバリアフリー具合を絶賛しているものがあって、よっぽど健脚な人たちなのだろう。状況はわからなくもない。僕も20代でまだ歩けていたころに、何かでその飲食店に段差があるかないかという話で、僕としては「ない」と思っていた。ところが入り口にしっかり「段差がある」のである。
そこに悪気などない。立派な足を持っているので本人は気がつかないというだけである。介助をしているなら、ちょっと車いすを持ち上げればいいというだけ。
当該のホテルでは朝に車いすの女性も見かけたが、表情はかなり暗かった。支配人は僕と妻にこれ以上ないくらいに謝罪をしており、だからホテルの名前は書きたくないのだが、「このようなご不快な思いは二度とされないようにする」と言った直後に、また階段付きの部屋に入れられたのである。もう怒る気にすらならなくて、ただただ苦笑い。
バリアフリーという言葉を信じてはいけない。帰宅してから妻がこういうサイトを見つけてきた。
イッケル
https://ikkel.or.jp/
バリアフリーホテルをなかなか徹底して調べ上げているサイトである。掲載されたホテルに泊まったことがないのでわからないが、また旅行に行くときには使ってみようと思う。
最後に車いす用のスロープと、二階の吹き抜けにリハビリができる設備を有したバリアフリー住宅の動画を紹介しておく。これを出すのはよっぽどやめておこうと思ったのだが、なんというか健常というのはおそろしいものだ。しかし自分がなってみないとわからないというのが人の常のようだから、それも仕方がない。妻にはまた達観していると言われるが。

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