力持ちの妻がいた。車載・その1

シトロエンのステーションワゴン。これにウィルCを分解・積載して遠距離を移動していた。前から妻が車いすを車に載せるのがつらいと言っていたのだが、去年の年末に腰を骨折(車いすが直接関係したわけではないけど)してしまって以降、もう車いすを車載すること自体がなくなった。

僕はサービスエリアに車を停めてトイレに歩いて行くことさえ体力的に難しくなったので、とてもいい車だったのだけど手放すことにした。八月に車検で保険の支払いを含めると40万円近い。気に入っているとはいえ乗らない車に40万円は払えなかった。

シトロエン最後のハイドラ(つまりハイドロ)サスペンションで、もう古いからブッシュ(各マウント系のゴム部品)はへたってしまい、その突き上げはあったけれども、高速に乗ると路面に吸いつきながら時折ふわっと浮く感覚が好きだった。3リッターのエンジンもよく回って高速域でのトルクもあり、怖いのでアクセルを最後まで踏んだことがない。これより下の排気量にはもう乗れないなと思ったものだ。

仕事もまだ忙しいので、もうしばらく車はいいかなという感じだったが、妻がメルセデスのVクラスの中古車を見つけてきた。数年前から「一番いいのはメルセデスのVクラスに、車いす用のリフトをつけることだろうね」と話はしていたので、あとは程度と価格の話ではあった。車はもう購入して、これから架装をどうしようか検討するところ。また逐一記事にしていきたいと思う。


納車後数回の走行で外れた後輪キャスターのトップカバー。ディーラーさんに報告するとすぐに部品を送ってくれた(左右)。「C350のときもそうでしたけど、もう破損しやすいということであれば接着剤でつけちゃった方がいいですかね? でもがっちり接着して外れなくなっても困るし、何の接着剤? エマルジョン系?」と僕。ディーラー氏の答え「紙用の糊かなあ。あとはご飯つぶとか」ご飯つぶというのは彼のいつものユーモア。

結局プラモデル用のエマルジョン接着剤をつけ、杖を使ってパーツを押し込み固定した。いまのところは大丈夫みたいです。


ところで、背もたれ背部を見ていたらシルバーの六角レンチが目に止まったので外してみる。すると3、40センチはある長い六角レンチがずらっと出てくる。車載工具というわけだ。これはスマートで助かる。やわらかいので本じめはできないが緊急用としてはありがたい。ゴムで二箇所カバーされているのが地味によいところ。

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