あたたかみ。冬の防寒。

もうこの時期は革手袋ではぜんぜん足りない。こういう綿かなんかが入っている手袋じゃないと指が痛くなる。

電動車いすは本人が動かずただ座っているだけなので、かなり寒さの影響を受ける。だから以前はどちらかというとお腹とか、ひざまわりを中心に防寒対策していたように思うが、今はほぼこれだ。

まずカシミヤのマフラー。別に気取ってカシミヤと言っているわけではなくて、普通の毛糸製品よりも毛の密度がみっちりつまっているので温かさが全然違う。手袋は綿入り。あとは耳が痛くなるのでイヤーマフというものを買ってみたが、洒落てるんだけど造りが・・・よくないね。実物を見て買わないと。

それからマスクも案外防寒対策になる。風が強いと顔が結構痛む。マスクを上げるとほっとする。

上半身はTシャツにカーディガンを羽織り、薄めのダウンジャケット。下半身はシーズン問わず履いている薄手の麻のパンツ。それにもこもこした膝下まであるロングの靴下。に、靴。

昔はパンツまで綿入れにして完全装備をしていたのだが、末端をしっかり温かくすれば意外と大丈夫だ。


写っていないが小さな雪粒が降りはじめた。
マンションに帰って玄関解錠に四苦八苦していると(クリーニングから掛け布団を受け取ってきた)、ちょうどAmazonの配達の若い男性が入ってきて助けてくれる。

「あ、(部屋番号)の方ですか?」
「そうですそうです。ウチですか?」
「はい、いつもありがとうございます!」とにっこり。

僕はほぼ対面で受け取ったことがないので初めて会ったのだが、なかなかインターフォンに出るのを間に合わなかったり、ベッドに横になってしまったりするとそもそも出られないので、再配達となってしまうこともまあまあ多い。

これがヤマトさんとかだと、こちらの状況がある程度わかっているので、続けて呼び出し音を鳴らしてくれたりコミュニケーションが取れるのだが、Amazonだとあまりにシステム化されていて説明がむずかしい。

こうした宅配のこともネット記事では殺伐としたものばかりで、僕なんかは酷い世界になってしまったと思ったりもするのだが、本当にそうだろうか?

仕事はなんだってしんどいものだ。でも今日も彼は、元気に荷物を玄関に届けているんだろうと思う。心から、いつもありがとうございます、と言って。

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