さまよい続ける鞄

車いす用のバッグ、Quokkaのスクエアを使っている。
使い勝手はよい。よいのだけれど、F3を車載した時に貴重品を運転席まで持っていくのを忘れてしまう。妻が「ちいさい巾着に必要なものを入れて、バッグから出し入れしたら?」と言う。グッドアイディア。さっそくナイロン製のちいさな巾着を買って使うと、なるほどこれは便利だ。君が言うことはいつも正しい。

ところがその巾着を出すことすら忘れるんである。やっとこ運転席に座ったところで思い出し、はああ、となる。別に置いておけばいいじゃないかと思うだろうけど、ガソリン入れる時はクレジットカードが必要だし、もし警察官に求められれば運転免許証も手元にないと困る。

それでたまたまショルダーウォレットというものが目にとまる。女性用に肩紐のついた財布は見たことがあるが、これはもうちょっと大きめで札も折らずに入れられて、小銭も入れられる。スマートフォンも入れられて、カード類も入れられる。つまりは貴重品類は全てこれに入れられる。肩掛けなので、忘れてF3から降りてしまうこともなし。

しかしまあ、バッグ流浪の民なのでいつまで使うかわからないが、しばらくはこれで行くかな。


この赤いのは何かというと、ネジやパイプ類のエンドキャップというもの。ゴムではなくてビニールっぽい。
F3で買い物に行くと、いつもレジで買い物袋を肩のフックにかけてもらうんだけど、背面が真っ黒でフックも真っ黒だからわからないんですね。「この肩の後ろあたりにフックがありまして」という、いまひとつ明確さに欠けるお願いを(明確ですけどね)しなければならず、両者とも「これでいいのかな」という一抹の不安を抱くのである。

なら赤くすればよかろうと思っていたのだが、試しに買ってみたゴム系スプレーの赤は隠蔽力が低すぎて、いくら塗っても赤くならない。なぜ顔料でやってくれないのかと思ってみても、何か理由があるのだろう。それでエンドキャップを見つけ、つけてみるとぴったり。

まだやっていないけれど、「肩の赤いところにかけてもらえますか?」ですぐわかってもらえそうである。

ところで妻がいつも廊下を、ポンポコリン、ポンポコリン、と唄いながら(いくつかバージョンがある)くるので、「それは何?」と訊いてみたところ、「突然私がきたらあなたがびっくりすると思って。私ってかわいいでしょ?」とのたまう。「うん、かわいいですね」と僕は言う。
「あなたのブログだと、私ってなんか恐妻っぽくなってない?」
「そうかな? じゃあこれも書いておきます」

先日の娘が優しいという記事を読んで、最後に「母親譲りの」と書いたのが気に入ってくれたそうである。まあそういうのはね、あまりくどくど書かない方がいいんですよ。あまりに書き方が気に入ったので、最初から全部読み直したという。

車載の記事はどうにも写真を撮る時間が取れずにいるが、お待ちください。

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